Case Study
(体験談)/大人

50代後半男性(躁鬱病)

50代後半男性(躁鬱病)

10年ほど前に仕事のストレスから、両親にも会社にもイライラしていた。だんだんと胸苦しさがひどくなり、病院を受診すると、精神安定剤を処方された。初めは1つだったのが、だんだんとクスリを変えながら種類が2つ3つと増えていった。クスリを飲んでいると燥状態やうつ状態が出てくるようになり、それを繰り返して、頭がボーっとしたり、錯乱したりするようになってきた。7~8年経っても状況は悪くなるばかりで、睡眠もさっぱりダメになり、睡眠導入剤も飲み始めた。医師に相談しても、クスリに副作用はないと言われる。この状態を変えたいと思って、クスリをやめたりしてみたが、反動が大きく、どうしていいかわからなくなったため漢方の相談をした。

脳の栄養状態を改善するために、栄養素と漢方を飲み始めた。半月ほどでぐっすり眠れる日が増えてきたので、1か月後にまず睡眠導入剤、次いで安定剤1種を飲まなくてもよくなった。2か月経つと、少し自信がついてきて、強いクスリも徐々に減らすことができるようになった。胃腸の調子がよくなり、肩首の状態も柔らかくなって気持ちがいい。

1年ほどで、クスリはすべてやめることができた。漢方を始めて2年半ほどになる。始めた当初は、全身が緊張し、水を飲むのも一苦労だったのが、今では信じられないほど元気になり、気分もよい。クスリは怖いのでもう二度と飲まないと心に決めている。たまに疲れがたまると、機嫌が悪くなるが、脳が疲れているのだと分かるので、栄養素をしっかりとって、ちゃんと休めば元に戻る。遠回りをしたが、早く気付くことができてよかったと思う。

薬剤師からのコメント

まじめな方で、仕事もハードな中、長年にわたってクスリでコントロールしてきたため、体も心も疲弊し、緊張が続いている感じでした。食べ物や飲み物も、飲み込むのが大変というところまで追いつめられていたのでしょう。栄養素を摂ってもらい、漢方薬で緊張を緩和しながら、徐々に徐々に、体力をつけ、心の余裕を取り戻していかれました。

性格もあって、すぐに頑張りすぎて、体の余裕を削るところがあり、そこが今後も気を付けて生活していかれるべきところと思っています。今では、クスリもすべてやめることができ、ひとまずはホッとしているところです。心に余裕ができ、笑顔も多くなり、とても明るくなられてよかったです。

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