不眠/睡眠障害の原因と
東洋医学の改善方法

「寝つきが悪い・眠りが浅い・何度も目覚める・朝早く目覚める」などの不眠/睡眠障害症状にお悩みの方は多くおられます。元々、人の身体には自然に眠れる為の仕組みがありますが、その仕組みが正しく機能しないことで睡眠障害は現れます。漢方の宮崎薬局ではお客様のお話を伺い、睡眠を阻害している原因を見つけ、東洋医学による解決策を導きます。

1.不眠/睡眠障害とは

睡眠に関して「眠れない・寝つきが悪い」などの症状を有し睡眠に影響が出ることを指します。不眠は睡眠障害を含み十分に睡眠が取れない状態が続いてしまう症状で抵抗力の低下や体調不良などの原因になってしまいます。

不眠/睡眠障害の症状

寝つきが悪い
床に入り寝付くまでに30分~1時間以上の時間がかかってしまうタイプで、このことを入眠障害と言います。
眠りが浅い
しっかりと寝ているつもりなのに、朝起きると「眠い・疲れが取れていない」と感じるタイプで、このことを熟眠障害と言います。
何度も目が覚める
睡眠中に何度も起きてしまい、起きた後なかなか眠れないタイプで、このことを中途覚醒と言います。
朝早く目が覚める
起床予定の2時間以上も前に目覚めたり、辺りが暗いのに目覚めてしまうタイプで、このことを早朝覚醒と言います。
眠れない
まさしく不眠症のことで、生活環境や体内バランスなど様々な要因によって眠るための仕組みが働いていない状態です。

2.睡眠の重要性

人が眠る一番の理由は「生きる」ためです。睡眠は重要な生命活動の一環であり、生存に必要不可欠なものです。私達の身体は睡眠中に免疫力が高まり、傷ついた細胞を回復させるなどの修復活動を行うことで健康を維持しています。

生命を維持する

睡眠に関する動物実験では、不眠状態を意図的に継続すると死に至ることが報告されています。

もちろん人体でそのような実験は行われていませんが、睡眠時間による寿命の統計は算出されています。

一番寿命の長い睡眠時間が7時間とされ、それよりも短ければ寿命が短くなるというデータがあります。

このような結果を招くことから睡眠は生命維持には必要不可欠な生理現象なのです。

さらに、生命の維持は体内で様々な代謝反応が起こることでも支えられています。睡眠はこの代謝に必要なホルモン類の生産や分泌に関わる大切な時間なのです。

身体(細胞)の修復

生命維持の一環で睡眠中に行われている大切なことがもう一つあります。それは免疫力の向上です。

「睡眠とは休息」だと誰しもが感覚的に感じていることだと思います。

具体的に休息とは睡眠中に行われている身体の修復作業なのです。睡眠時に免疫力が高まることで、身体中の器官や細胞は修復されます。

この治癒のサイクルを継続的に行うことにより、私たちの体は健康的な状態を保つことができます。

ホルモンの生産/分泌

睡眠の大きな役割である生命活動の維持の中に含まれる重要な働きのひとつにホルモンの生産/分泌があります。

睡眠中に分泌される代表的なホルモンの一つに「成長ホルモン」があります。

成長ホルモンは子供の発育を促進するホルモンですが、成人の身体でも重要な生理活性を行うホルモンとして必要不可欠なものです。

そしてホルモン生産に関する部分でも、性ホルモン「テストステロン・エストロゲン」の生産などにも睡眠が関与しています。

つまり、睡眠は生理活性に必要なホルモンにとってとても重要な生理現象なのです。

3.眠りにつく仕組み

人は本来自然に眠れる生き物です。この自然な眠りを実現するために、体内で働く睡眠の仕組みが「体内時計=概日リズム+睡眠ホルモン」と「深部体温リズム=睡眠導入」です。

生物時計(睡眠スケジュール)

睡眠は体内に備わる時計(生物時計)によってスケジュールを規則正しく管理されています。この睡眠スケジュールに重要となるものが生活リズムと睡眠ホルモンです。

生活の規則性

毎日の睡眠をコントロールする体内時計がスケジュールを組み立てるために重要なことが生活リズムです。

体内時計は規則正しい生活=規則性のある刺激「起床・食事・運動など」を元に睡眠のスケジュールを組み立て実行するシステムです。

私たちは規則正しく生活することで規則正しく眠ることができます。

睡眠ホルモンの分泌

毎日の睡眠スケジュールを規則正しい生活リズムで整えることで睡眠に入るための準備を行うホルモンが分泌されます。

このホルモンがメラトニンと呼ばれ、別名「睡眠ホルモン」と呼ばれています。

メラトニンが分泌されることで私たちは眠りにつくことができ、このメラトニンは睡眠スケジュールにしたがって分泌されます。

睡眠導入に重要な深部体温リズム

規則正しい生活によって就寝に向けメラトニンが分泌されると、いよいよ寝つき(睡眠導入)を行う状態を迎えます。

睡眠にとても大切な睡眠導入は、体内深部(内蔵)の熱を手や足の先から放出することで成り立ちます。

私たちが眠気を感じると手足が暖かくなる現象は入眠に向け内蔵(深部)の熱を逃がしているからなのです。

この深部体温の調節を行うシステムを深部体温リズムと言います。

深部の体温を速やかに放出することが、より良い寝つきにつながりますので、睡眠導入には血流がとても重要です。

4.睡眠を妨げる原因

規則正しく睡眠に良い生活を送っていても睡眠を妨げてしまう原因があると眠りを阻害してしまうことがあります。この睡眠を妨げる原因は生活週間に潜む「覚醒を促す要因」と加齢による「睡眠ホルモン低下」です。

生活週間に潜む不眠原因

覚醒を促す成分

規則正しい生活を行なっていても睡眠を妨げてしまうことがあります。それが就寝間際に覚醒を促してしまう成分を摂取してしまうことです。

覚醒を促してしまうものは「アルコール・カフェイン・ニコチン・カカオマス・カプサイシン」などがありますので、寝る間際や夜間遅くにお酒や緑茶、間食を行うと寝つきが悪くなります。

覚醒を促すブルーライト

現代社会やテクノロジーの発展によって私たちの睡眠に影響を与えてしまうものがあります。それがブルーライトです。

ブルーライトの光の強さは太陽光と似たような波長を持つので、体は朝日を浴びたと錯覚し覚醒を促してしまうのです。

就寝前にLED照明やTV、スマートフォンを見ることで寝つきが悪くなります。

ストレスによる不眠

ストレスが多い生活環境で暮らしていると睡眠に支障をきたすことがあります。ストレス、つまり嫌なことが続くと心が疲れ精神に異常をきたすこともあります。

これらのストレスは数多くの悩みの種となり、悩み事=考え事をしてしまうことで睡眠導入を妨げ覚醒を促してしまいます。

加齢による不眠原因

メラトニンの減少

睡眠に必要な睡眠ホルモン(メラトニン)の減少によってしっかりと睡眠が取れない場合があります。

年齢を重ねていくとメラトニンの生産量が低下してしまうので、高齢になると早く起きすぎたり、何度も目が覚めてしまうのです。

血液循環の低下
年齢を重ねると血流が悪くなっていきます。血流が低下によって睡眠を阻害する要因は睡眠の導入の停滞です。

睡眠導入は深部(内蔵)の熱を手足から逃がすことで行われます。つまり血流が悪くなると熱を逃がす効率が悪くなるので寝つきが悪くなってしまいます。

5.睡眠障害に繋がりやすい病

睡眠障害になりやすい疾患とは眠るための仕組みを妨げる病ということです。その代表格として自律神経失調症や「気分障害・不安障害」などの精神に関するものがあります。

自律神経失調症

自律神経失調症の方は睡眠に何らかの支障が出る場合が多いです。

自律神経失調症になると不眠などの睡眠障害が起こりやすい理由は自律神経は全身の器官をコントロールしているからです。

つまり自律神経が正常であれば睡眠のホルモン分泌や睡眠導入などの入眠作用が正常に働きます。

しかし自律神経にダメージがあり正常に働かないと入眠の作用が正常に働き難いので不眠になりやすいのです。

精神的な不眠要因

気分障害
「うつ病・双極性障害」などの気分障害や統合失調症と呼ばれる精神疾患では高い頻度で睡眠障害が表れます。

うつ病では約8割の方に不眠症状「入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害」などが現れます。

また統合失調症ではほとんどの方が入眠困難・睡眠維持の困難を示します。

不安障害
「パニック障害(PD)・全般性不安障害(GAD)・侵害的傷後ストレス障害(PTSD)」などの不安障害でも不眠症状が多く見られます。

不安障害、すなわちストレスを感じやすい状態において不安や恐怖の影響によって不眠症状が現れる人が多いです。

不眠を阻害する身体症状

お肌のトラブル
睡眠障害は精神的な問題だけで起こるわけではありません。

例えば肌に湿疹やアトピー症状を持っている場合、かゆみにストレスを感じ寝付けない場合も眠れない場合もあります。

耳鳴り症状
耳の中で「ジージー・キーキー」などのノイズが鳴り響く耳鳴りも睡眠障害を起こす場合があります。

耳の中でノイズが鳴り続けることがストレスとなり、入眠障害に繋がりやすいです。

6.不眠を改善する生活習慣

睡眠障害や不眠を改善するには睡眠に良い生活を送る必要があります。まず睡眠に適した生活週間を整え、それでも足りない場合はご自身の睡眠を阻害しているものに対し改善のアプローチが必要です。

生活週間の改善

①規則正しく起床する

朝規則正しい時間に起き、カーテンを開け太陽を浴びましょう。紫外線を浴びることが大切なので曇りでも大丈夫です。

②規則正しく食事を摂る

毎日の食事は規則正しい時間に食べましょう。毎日決まった時間の食事は概日リズムを刻むためのシグナルとなります。

③就寝1時間前に入浴する

就寝1時間前に入浴し深部(内蔵)体温を高めると寝つきが良くなります。入眠時の深部体温を逃す時の温度変化の幅が大きいほど寝つきは良く成ります。

④夜間の覚醒を促さない

夜間に覚醒を促す「アルコール・カフェイン・カカオマス・ニコチン」などの摂取は控えましょう。覚醒を促す物質を取り入れると睡眠ホルモンの効果が低下します。

⑤光による覚醒を促さない

就寝の3時間前からPC/スマートフォンやLEDから発するブルーライトは避けましょう。照明は暖かな色合いに調整しPC/スマホはナイトシフトモードにするなどして対策しましょう。

⑥就寝前に運動はしない

就寝前の激しい運動は控えましょう。運動を行うことで心拍数が上がり、アドレナリンが分泌され寝つきが悪く成ります。

老化による不眠原因の改善

加齢による不眠原因は睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌低下と血流の悪化によるものです。

まず、メラトニンに関してはメラトニンの原料となるトリプトファンを摂取することでメラトニンの分泌量は増やすことができます。

そして血流の悪化による睡眠導入の悪化には、食生活の改善や漢方を用いることで血液循環を改善し深部体温を速やかに逃がせる環境を作ることで、より良い眠りを導くことが可能です。

睡眠を阻害する病の改善

病が原因で不眠症状が現れている場合、まずは病の治療を行うことが大切です。

生活習慣を改善し、正しい睡眠スケジュール・睡眠導入を導いても、病の症状の影響によって眠れない可能性があるからです。

睡眠を阻害する病の治療と睡眠により良い私生活の両立を行うことが、より良い睡眠を導くポイントです。

7.睡眠障害に対する漢方アプローチ

睡眠障害の大きな原因は日常生活によって身体が受ける覚醒の影響によるものです。しかし、身体が抱える問題によって寝つきが悪いなどの睡眠への問題が生じることもあります。漢方の宮崎薬局では、血液循環やホルモンなどの身体のバランスを漢方で整えることで問題を改善します。

血液循環を高める

睡眠と血液循環は大きな因果関係にあります。眠りに付く時には手足などの末端から内臓の熱を放出することで眠りへと誘う訳です。

しかし、冷えなど血液循環に問題がある場合には、この寝付きの仕組みが正しく起こらずに寝付けないなどの症状にみまわれます。

当店では、漢方などを用いて血液循環を高めることで気持ち良く眠りに付く体質に戻すお手伝いをさせて頂きます。

睡眠ホルモンの分泌をサポート

睡眠にはメラトニンという睡眠に必要なホルモンを分泌することが必要不可欠です。

しかし、生活習慣や加齢の影響でこのホルモンが少ない、分泌され難いという方もおられます。
当店では、体内のバランスを見直し整えるお薬を用いてホルモン分泌をサポートし、正しい眠りに付けるように体質改善のお手伝いをさせて頂いております。

栄養学的アプローチ

不眠原因の一つとなる自律神経が正常に働かない理由の1つとして「低栄養」の状態が存在することも近年の研究で解ってきています。

神経の制御も様々な代謝により行われていますが栄養が不足すると代謝が正しく行われない為、自律神経の働きが悪化する場合があります。

お客様の状態によってはお薬よりも栄養が必要な場合も近年では多々あります。

身体に不足する原因にアプローチすることが東洋医学のコンセプトですので栄養の状態も視野に入れる必要があります。

いかがでしたか?睡眠に関する悩みが少しは晴れたでしょうか?

当店では眠りに関するお悩み相談を数多く、お受けしております。

経験豊かなスタッフ一同お待ちしております。

佐賀漢方の老舗 宮崎薬局

漢方プロフェッショナルである宮崎薬局が、お客様の身体が抱える問題に親身に寄り添い改善に導くお手伝いをさせて頂きます。

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