からだに、おせっかい。

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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

伊勢で水行

2022年01月03日(月)

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薬師のブログ

あけましておめでとうございます。
良い天気の続いたお正月でした。

新潟の母の実家から届いた杵つきのお餅
紫蘇ゆず皮ゴマなどが入っていて
手作りの良さを感じました。

水行

年末の12月下旬には
伊勢神宮五十鈴川にて
身を清める水行に行ってきました。

大学の空手合宿で2月の海に入ったきり、
実に23年ぶりの寒行でした。

五十鈴川は流れは穏やかですが、
神宮の周辺でも深いところは
水深3メートルもあり、

上流にはダムはなく、
自然な流れと言えます。

この清らかな流れに身をまかせて、
どれ…ひとつ、身の穢れでも
落とそうじゃありませんか~

…とか軽く考えてしまいますが、
そんなナマやさしいものじゃぁございあせん。

師走の夜の8時。
暗い中にふんどしひとつで
河原に立つなど、

ひとりでやってたら
ただのアブない人ですよね。

ですが、
これが150人だと
モンダイないんです。

ざぶざぶと
首までつかる五十鈴川は、
全ての思考が流されていくような冷たさで、

覚えさせられた和歌など
すぐに吹き飛び、
腕も足も自分のではなくなり、

詠唱4首分という
気の遠くなるような時間を、
情けない変顔で耐えました。

「これ絶対、ひとりじゃ出来んて!」

…ですが、川から上がると
とても清々しい気持ちになり、
不思議な感じがしました。

いざという時、男は…

今回は女性が約半数いたのですが
(もちろんふんどしではなく白衣)、

実は、女性の方が
とても肝が据わっているそうで、
列を乱さずみんな一斉に
ざぶんと首まで浸かるんですねぇ~。

男はというと、

号令がかかっても、
そろりそろりと入ったり、
腰を浮かせていたりと、

往生際が悪い奴がけっこういる。
と笑い話をされてました。

この行事は、
「修養団」伊勢青少年センターが
毎年、伊勢神宮の月次祭について
学び体験する目的で、

2日間に渡って行っているもので、
今回初めて参加しました。

月次祭

「月次祭(つきなみさい)」とは、
伊勢神宮のお祭りで、

五穀豊穣、国家繁栄、国民の幸福、
世界平和を祈る
「三節祭(さんせつさい)」
と言われる、神宮の最も重要な
祭典の一つだそうです。

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今回はコロナ下で
一般の夜間参詣は
ありませんでしたが、

機会をつくって、
次回こそは月次祭に
お会いしたいと思いました。

150名の老若男女が
2日間「礼法・作法」についても学び、

大人の自分を捨てて
幼心に立ち返る「童心行」や、

心を静め自分自身と向きいあう
「静座行」なども行いました。

新年を心静かに迎える
貴重な体験をさせてもらいました。
ありがとうございました。

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