からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
「心のケア」はとても重要な一手です。私たちもカウンセリングをはじめ、発達を刺激する方法について、積極的にご紹介しています。しかし、それは時と場合によるのです。同じことをやっても、時や場所、場合が違えば、結果は違ったものになる、ということはよくあります。
カウンセリングをはじめとした心のケアについても同じことが言えます。私は、少なくとも、ファーストチョイスにカウンセリングを用いることは、とてもリスクが高いと考えています。彼らに情緒的な混乱がなくなったとき、はじめてカウンセリングが有効になるからです。そのTPOも考えずに、カウンセリングをすれば、それが致命傷にもなりかねません。
情緒の混乱をまずは解決する
情緒の混乱とは、お酒に酔っているようなものです。どなたも一度や二度くらいは、酔っている人と話したことがあるでしょう。そして酔いがひどいとき、見当違いの返答や反応に苦労したことはないでしょうか?実は、その状態こそ、不登校や引きこもりの人と同じで、情緒が混乱して、過敏に反応する状態といっしょなのです。酔っぱらって、わけのわからないことを話しているような状態で、カウンセリングを考えるような心の専門家はいないはずです。
ただし、酔っぱらっている人と、不登校や引きこもりの人には決定的に違うことがあります。酔っている人は、情緒の混乱を自覚していません。たとえ、そこでけんかをしたとしても、泣いたり怒ったりしたとしても、覚えていないことがほとんどです。しかし、不登校や引きこもっている彼らは、その時の状況を覚えています。つまり、彼らは、情緒が混乱している状態で、カウンセリングを受けると、その時の状況はしっかりと記憶されることになります。
そして、カウンセリングはそもそも、学校や社会生活に戻るための刺激の一環ですから、登校刺激と同じ類の情報になります。登校刺激は過度な緊張を与えてしまうので、彼らは情緒がさらに混乱し、すぐにカウンセリングを拒否するようになるのです。彼らに必要なのは、まずは情緒の混乱を鎮めてあげることです。そしてその一歩目の対処とは、脳の栄養状態を改善し余裕を付けることだと私は考えています。
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