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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
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漢方の魅力を語ります。

花粉症の科学

2021年03月13日(土)

花粉症を科学してみる

今年は、みんなマスクをしていても、やはり花粉症は流行っているようです。
それもそのはず、花粉に暴露されようがされまいが、マスクをしてもしなくても、身体は確実に「春」の影響を受けているからなんですね。

春は様々な植物にとって芽吹きの季節です。
蕾を付け花を咲かせ、葉を茂らせるなど、これから様々な活動をするために良いスタートを切らないといけません。

私たち動物にとっても、春は一年のうちでいちばん肝臓がエンジン全開になる季節です。

縮こまった筋肉や毛穴を拡げ始めたり、冬の間にため込んでしまった毒素を追い出したり、また様々な部位を伸び伸びと成長させるために頑張る時期なのです。

肝の余裕

肝臓に余裕がある人は、春のジェットスタートにもある程度は耐えられるため、この時季の不調はあまりありません。

しかし、肝臓が小振りの方や、恵まれた肝臓を持っていても、普段から酷使させていると、この春に様々な不調が出てしまうのです。
その不調の一つが花粉症なんですね。

肝臓に余裕がない状態で、エンジン全開になりますと、少しオーバーヒート気味になります。
熱がこもってしまうのですね。
その不要な熱が、血液を通して、皮膚や粘膜の表面から発散されます。
つまり、粘膜や皮膚が過敏になるのです。
つまり体表面において、免疫反応が過剰になってしまうのです。

春は、大なり小なり、多くの人の体表面が過敏になっています。
そんなところへ、春の大気中に漂う様々な浮遊物が、刺激となって発症するのが花粉症です。

原因と結果の転倒

これが花粉症の原因ですが、そんな過敏な状態が続き、様々な浮遊物によって刺激が繰り返されると、かけ算九九と一緒で、何度も練習すると必ず覚えてしまうように、体にはその反応経路が出来上がってしまいます。

それがスギやヒノキの「抗体反応」が出るということになるのです。
これら抗原抗体反応は原因ではなく、実は結果の話なんですね。
その証拠に、ひどい花粉症だった人でも、コツコツと体づくりに取り組んで、肝臓に余裕ができてきたひとは、花粉にそこまで反応しないカラダに戻れます。

春と秋は何が違う?

さて、ついでに話しますと秋の花粉症は仕組みがちょっと違います。
秋は夏から冬にかけて気温が下がり始め、体表が乾燥しやすくなっていく時期です。
体もそれに合わせて体勢を整えていくのですが、そこでものをいうのが体表の防御力を司る肺機能です。
肺は体表面の潤いを調節します。

体もそれに合わせて体勢を整えていくのですが、そこでものをいうのが体表の防御力を司る肺機能です。
肺は体表面の潤いを調節します。
花粉にそこまで反応しないカラダに戻れます。

肺が弱い人や、夏の間に無理させた人は、皮膚や粘膜がちゃんと整う前に、気温や湿度の影響を受けて、乾燥してしまいます。
それで過敏になるのです。
防御が薄くなった状態と考えるといいでしょう。

体表面の防御壁が手薄になっていると、少しの刺激でも、血液が集まって免疫反応を起こしてしまいます。

通年性のアレルギーに発展

春の症状が秋にも、そして通年性へ…もちろん春に花粉症などになる人は、その時点ですでに体表にはあまり余裕がない方が多いので、自分の弱点に気付かず、節制しないで過ごしていると、じきに秋の花粉症も発症します。
それでも、体を整えずにさらに無理を重ねると、一年中過敏な状態になります。
これが通年性アレルギーになる仕組みです。

外因と内因

花粉症はアトピーとも似ています。
本来ならば害のないはずの花粉を無理やり体から追い出そうとしてくしゃみや鼻水、涙を出すという状態になるように、アトピーも「普通なら害のないレベルのちょっとした皮膚刺激」などに、皮膚が過敏に反応するという状態になっているわけなんです。

漢方ではむかしから、外からの原因だけでなく、体内にも原因があると考えてきました。
肝臓が弱い人も肺が小振りな人も、おおもとの胃腸の働きが整っていないと体力を発揮できません。

人それぞれ弱点は違いますが、毎日の食べ物にまずフォーカスしてみてはいかがでしょうか?
その上で必要であれば、自分に合う漢方療法などを組み合わせていくのが良いでしょう。

漢方の考え方によると、体質を整えて、皮膚粘膜を整えると、花粉症とは距離を置くことができます。
今年大変だった方は、これから来年や再来年の、心地よい春を目指して、体づくりをしてみませんか?
きっとたくさんの良いことが起こると思いますよ。

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