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漢方の魅力を語ります。

「ガン細胞」と「正常細胞」~前編~

2026年03月03日(火)

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薬師のブログ

「がん」はどのように治療すべきか?
今や日本人の2人に1人ガンと言われています。

ずいぶん以前のことですが、
日本人の死因第1位を占めるガンについて、
BSフジの『ニッポンの選択』という番組で
2時間の対談がありました。

出演者は、元慶應義塾大学病院の放射線治療医で
患者よガンと戦うな』・『余命3ヶ月のウソ
医者に殺されない47の心得』などの

ベストセラーを世に出した、
がんは手術せずに放置するのが一番だ」と主張する、
近藤誠医師と、

藤田保健衛生大学病院の消化器外科教授で、
国内で初めて手術支援ロボット「ダヴィンチ」(なんと3億円!)
を使っての胃がん手術を成功させた宇山一朗医師です。

医学界の異端児と評される近藤医師と、
神の手を持つスーパードクターと呼ばれる
宇山医師の対決でした。

近藤医師は、著書などで「がんもどき理論」を
提唱しています。

ガンには原発病巣が見つかった時点で、
他の臓器に転移が潜んでいる「本物の癌」と、

転移する能力がなく放置しても問題ない「癌もどき」の
二つに分けられるという近藤医師独自の理論です。

本物の癌は1cm以上で見つかれば
すでに10億個以上のガン細胞の塊であり、

そうなるまでに10年以上の歳月が経ってきているので、
その時点で既に見つかっていない転移ガンが存在していて、

いずれは「」を迎えるので、
そうならば患者に負担をかける
無駄な手術などの治療は避けるべきだ。

癌もどきは「おでき」のようなもので
放置していても悪さはしないので、
あわてて治療をして体にダメージを受ける必要はない。

つまり「癌」と診断されたら「」か「癌もどき」か、
気にせずにゆっくり様子を見ていけばよい。

そして自覚症状が出てきて「QOL」(生活の質)が
落ちてきた時に初めて対処を施せばよい。

すぐに手術や抗ガン治療を行うと逆にQOLを下げてしまう
ことにつながると言っておられました。

また、23年以上に亘って、150人以上の早期がんや
進行ガンの患者さんと寄り添い、
経過を観察してきて、

その結果進行ガンでも治療をせず放置した場合、
ガンが大きくならず人によっては縮小する。

中には消失したケースも確認してきた。
だから、「がんもどき理論は正しい!」と主張されていました。

一方、宇山医師は2000人以上のガン患者を診てきたが、
「自然消失した」というのは見たことがない。

あったとしたら非常になケースだと思う。
それを持って一般的な治療の方針にするのは
納得できない。

リンパ節転移や腹膜転移がある患者さんでも
手術で5年生存率に明らかに差が出る。

抗がん剤治療も必要だし、このまま医師が放置したら、
ガンの治療の研究そのものがストップしてしまい、
医学の発展もなくなると真っ向から批判していました。

宇山医師がステージが若いほど治る確率が高いから
早期発見」「正しい治療」を力説し、

その反対に、近藤医師はムダ死にしないために
がん検診」は受けない。

癌が見つかっても症状がなかったら、
癌もどき」なのでそのままじっとしているか
治癒するかなので、治療しないほうがよい。

1cm以上のガンで他に転移がある状態で見つかれば、
まだほかにも見つかっていない転移ガンがあるので、

治療しても無駄だから、
やはり治療しないほうがよい…というのが対談の結論でした。

●双方の医師の意見は、
どちらも筋道がしっかりしていて説得力があります。

ただ、問題なのは、
「二人の医師が、二人ともガンだけを見ている」
ということです。

ガン細胞の動向には焦点を当てていますが、
ほかの細胞の動向に関しては何の考察も言及もない
ということなのです。

ガンだけみていてば大丈夫?

後半へ続く⇛

 

 

 

 

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