からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
私たちの脳では、
細胞が減っていく場所と
増えていく場所があります。
また状況によって
細胞同士のつながりが
強くなったり弱くなったりします。
脳のある部分では、
半年以内にすべての細胞が
入れ替わっていることもあります。
状況に応じて変わっていくこのことを
可塑性(かそせい)と呼んでいます。
複雑な状況に対応して
生き抜く人間にとって
必要不可欠なことです。
経験していること、
学習していることによって
脳の状態は変化します。
これは、可塑的な調節を
受けることで情報が
伝わりやすくなったり
伝わりにくくなったりするからです。
ラジオの音も、ほとんどを
聞き流すだけで頭に入りません。
そして必要なところだけ、
私たちはそこに耳を傾けます。
つまり、それが
状況に応じて神経細胞が
つながったときなのです。
たとえば、子供のころ、
誰でも注射が怖かったでしょう。
しかし、それが
仕方のないものだと学習し、
「痛いのは一瞬だけだ」と記憶しますよね。
また、私が子供のころ、
電話は指で回す黒電話でした。
それがプッシュホンになり、
FAXも登場し、いつの間にか
携帯電話やメールが
通信手段として普通になりました。
脳がこういった環境の変化に
対応してくれたのです。
DVやモラハラの解決に
この事実はとても重要です。
1年のうちで一番日が短いのが11月。
しかし、
一番寒いのは1月、2月です。
夏もそれは同じで、
日が長いのが5月、6月ですが、
暑いのは7月、8月です。
情緒の混乱がなくなると、
彼らは自然と
理性的・知性的な言動を
するようになります。
そして、そういった
「心の状態」が続くことで、
彼らには新たなる記憶が
保存されることになります。
季節の変化と同じように、
平穏な心での生活は、
その後、さらに
穏やかな生活を導くことにつながります。
そして、穏やかな心で生活でき、
その穏やかな生活が
脳の海馬の神経細胞が
生まれ変わるという
「半年間」続いたなら、
見える景色が、そして世界が
変わってくるのかもしれません。