からだに、おせっかい。
ブログ
体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
先日、東京で開催された講演会のお二人目の先生は、
群馬県で緩和ケアに取り組んでおられる
医師、萬田緑平でした。
萬田先生映画化されました
「緩和ケア」と聞くと、多くの方はどのような医療を
思い浮かべるでしょうか。
日本では今でも、「治療をやめたら命は短くなる」
「最後まで治療を続ける」
と考える方が多いんですね。
そのため、体力が限界に近づくまで治療を続け、
亡くなる直前になってから緩和ケアに
紹介されるケースも少なくありません。
まだまだ緩和ケアは「最期に受ける、あきらめの医療」
という印象で受け取られているようです。
しかし実際には、いわゆる末期がんの患者さんでも、
積極的な治療を続けるより、
早い段階から緩和ケアを取り入れた方が余命が長くなる
可能性を示す研究もあるそうです。

萬田先生も、早期から緩和ケアを受けている患者さんの方が、
日常生活を保ちながら穏やかに長く過ごされるケースが多いと
感じておられると言います。
先生の診療所では、まだ普通に生活できる
進行がんの患者さんを外来で長く診療しており、
中には五年以上通院されている方もいるそうです。
それは「治療をあきらめた」ということではなく、
「よりよく生きる」という選択をしているからです。

緩和ケアとは、体のつらさを和らげ、
その人らしく生きる時間を支える医療です。
命の長さだけでなく、
人生の質を大切にする医療とも言えるのかもしれません。
私自身も萬田先生のお話を聞くのは今回で二度目でしたが、
「緩和ケア」という言葉の意味を、
改めて考えさせられました。
最低限のおくすりで体のつらさを和らげながら、
その人らしい時間を大切に生きることを考える
ーーそれが本来の緩和ケアなのだと思いました。

人生の最期のことは、つい遠い未来のように感じてしまいます。
けれど、誰にとってもいつか向き合うテーマです。
だからこそ、「どれだけ長く生きるか」だけでなく、
「どう生きたいか」「どう最期を迎えたいか」を
考えることも大切なのではないでしょうか。
ご興味のある方は、ぜひ一度 萬田緑平先生の著書を
手に取ってみてください。
これからの人生を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
萬田緑平先生の著書
・家で死のう!
・穏やかな死に医療はいらない


-

2026年03月27日(金)
「緩和ケア」は、『あきらめの医療』ではないんです
-

2026年03月18日(水)
右脳全開!
-

2026年03月10日(火)
「ガン細胞」と「正常細胞」~後半~
-

2026年03月03日(火)
「ガン細胞」と「正常細胞」~前編~
-

2026年03月03日(火)
脳活・どんな栄養を摂ればいいの?①
-

2026年02月21日(土)
見てきました!水族館の裏側!
-

2026年02月01日(日)
『効く』と『治る』~後編~
-

2026年01月25日(日)
『効く』と『治る』~前編~
-

2026年01月16日(金)
脳も体も、風呂桶にたまった水のようなもの
-

2026年01月10日(土)
健康体は変化に強い





