からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
ところが、そんなカラダも
一旦風邪を引くと、鈍いカラダが
一応弾力を快復するのですね。
だから血圧が無意味に高い人は
低くなってくるんですね。
血管が柔らかくなるのでしょう、一応は。
これは血管だけでなく、
人間の体中、あるいは心・精神状態も含めて、
人間全体の体の弾力性を
失わないように生活すれば、
突然倒れることはないと言えるわけですが、
もしカタくなっていたとしても、
風邪を引くと一応はホグレる、
ということを知っておくといいですよね。
明治の整体師
「野口晴哉」先生(整体協会創設者)は
「風邪は自然の整体法」と言い、
風邪自体が身体の行う治療行為
ではなかろうかといっています。
もちろん、風邪を引かなくても良いような、
良い身体の状態を保てれば
それに越したことはないのですが、
時々無理もしますし、
好き放題もしますし、
なかなかそういうわけにも
いかないのが、私たち人間ですね。
そんなときに
風邪を引いた場合は
(すぐに症状を止めようとするのではなく)
「シメタ!」と思って、
スムーズに「経過」させる
にはどうしたらよいか、を
第一に考えるといいのかなと思います。
本来は、いったん風邪を引いても
1~2時間くらいで、あるいは
長くても一晩くらいで経過する
(治る)のが理想でしょう。
こんな方は特別身体が敏感で
治癒力も高い方と言えます。
一方、カゼの宵越しをしたり、
2日も3日も、中には1週間も
治らない方や、しょっちゅう風邪をひく人は、
普段から無理をして、
体力・治癒力が低い
カタい人と言えるのでしょう。
風邪を中断してばかりいると…
このようにカゼには、
とてもいい効果があるというのです。
ところが多くの方は、
早く風邪を“直そう”として、
化学薬品を使って熱を下げようとしたり、
咳を止めようとしたり、
そういう「中断法」ばかり講じていますよね。
そういうことをずっと
続けていると身体が強張り、
だんだん鈍くなるので、
普段の弱いところをそのまま残して、
また風邪を引くことになります。
身体が修正されていないので
身体は風邪を繰り返す必要が
出てくるわけです。
それでも繰り返せるうちは
保証がある、と述べられてますが
風邪を引かなく
(引けなく)なってしまったら、
もうバタッと倒れるのを待つばかりだそうです。
脳溢血になった人は
ある時期から急に
風邪を引かなくなった
という人が多いそうです。
(もちろん、風邪を引かない
ことが悪いわけではなくて、
その人の身体が「カゼの要らない状態」
になったのであれば問題はありません。)
風邪にはこのような役割、
安全弁としての役割があったのですね。
カゼを引いたとき、
本当にやらなければならないのは
「中断法」ではなくカゼを「活かす」ことなのでしょう。
しかし、多くの人は
風邪を経過させることなく、
治さねば治らぬもののように
思い込んで、たいていは、
強制的に症状を止めてしまいます。
症状は新陳代謝の一種
ちょっと立ち止まって考えてみますと、
症状は全て体の自然治癒力の働きです。
下痢にしろ、発熱にしろ、
病気が治るのも自然の働きであって、
逆に病気になるのも自然の働きです。
新陳代謝つまり、
「新しい細胞と古い細胞が入れ替わること」
を繰り返しながら生きている人間にとって、
新設と破壊が行われるのは当然ですから、
新設作用だけを良い働きと見るのは、
破壊を恐れ、停滞したカラダを
ただ保とうと考える臆病な人と言えます。
そのような考え(気)をもって突き進めば、
かならず「病気(ビョーキ)」になります。
治癒力を活かす
さて、東洋医学・漢方医学では
カゼをはじめとする病気には、
その症状を強制的に止めることは
ほとんどしないんですね。
むしろ、楽に経過するように
仕向ける場合が多くあります。
たとえば、カラダが、
熱を出そうとして
なかなか出せない時には、
それを助け、体力を使わずに
すんなりと熱が上がるようにして、
その後の治りを早くしたり、
といった感じです。
漢方は「同種療法」だと
言われることがあります。
対照的に近代医学の薬物療法は
「逆症療法」といって、
熱が出れば熱を下げる、
下痢になれば下痢を止める、
というふうに、
症状だけに焦点を当てたやり方です。
もちろん、時として
これらが必要な場合もありますが、
こと、カゼに関して言えば、
これは、風邪そのものが、
体の偏りを直すものですから、
カラダを正し、生活を改め、
経過させるべきなのですね。
そうすればカゼが体の掃除になり、
安全弁としての働きを持っている
ことがわかってきます。
もちろんその時、
漢方薬なども上手く使うと、
カゼの経過をスムーズに運んでくれるでしょう。
カゼを全うする要領
・初期は足湯、鼻湯で発汗させること
・精神と肉体の状態を緩める(緊張させすぎない)こと
・身体(特に体幹部)を冷やさないこと。(風に当たらない)
・食べ過ぎないこと。
・休養を取ること。
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細胞のエネルギーを湧かせ、
体の治癒力を高めてくれる
クロレラエキスは、
風邪・流感の時にはピッタリです。
医薬品のように
風邪を中断するわけでもなく、
体の弾力の回復を助けながら、
風邪を早く経過させます。
自然治癒力が上がるので、
風邪の症状が出ていても
比較的ラクに治まっていくのです。
これが本当の意味で「治った!」という状態なのです。
このようにして風邪を通り越すと、
蛇が皮を脱いだようにサッパリとしますし、
風邪をひく前より健康になりますよ(*^-^*)
また普段から、
風邪をひかなくてよいような
体の状態も作っていきましょうね。