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不登校の胃腸症状は計算ドリルと一緒?

2021年05月19日(水)

カテゴリー
こどもの脳活

記憶の強化と症状の悪化

はじめは時間がかかった計算ドリルも、計算を何度も繰り返すことでどんどん早く解けるようになります。これは神経回路が強化された結果です。同じ類の刺激が繰り返されることで、その神経回路の結びつきがさらに強化されて計算が速くなります。そしてこれは、すべての事柄に共通で、不登校の子供たちがよく訴える胃腸症状もその一つです。

症状の練習?

「お腹が痛くなる」「お腹がギュルギュルなる」「吐き気がする」などなど、これらの症状は本来、学校に行くこととは何の関連もありません。しかし、学校に行こうとすると現実に症状として現れます。
これは、すでに新たなるシナプスが形成され、「登校→腹痛」と言う神経回路が出来上がっていることを意味します。不登校になる以前は学校に行こうとすると、少しお腹が痛くなる程度だったはずです。そしてその時、すでに心の底では「学校に行きたくない!」と思っています。

脳に余裕がないと、外界からの情報をネガティブに捉えがちになります。すでに学校でも、「何か悪口を言われているような…」「意地悪されているような…」「先生が私ばかりに厳しい!」こんな被害妄想的な気持ちが芽生えています。

そんな状況で心身の余裕を回復させずに無理して学校に通っていると、「学校=被害妄想的な気持ち」と言う神経回路の結びつきはどんどん強くなっていきます。
それが我慢の限界を超えたとき、彼らはパタッと学校にいけなくなるのです。朝の様々な胃腸症状も同じです。繰り返されることで、胃腸症状が起こりやすくなり、その症状もひどくなります。また、神経回路は、その経験や体験の強弱とも関わりがあります。強い刺激であればあるほど、条件反射の神経回路が強く記憶される要因になり、短期間で強い結びつきとなります。

安易な登校刺激は逆効果

だからこそ、安易な登校刺激には注意が必要なのです。特に男児が不登校のケースでは父親が強く登校を強制する傾向があります。こんな時、ご両親は学校に行けたと安心します。しかし、これが結果として、彼らの不登校に関連する神経回路のつながりを「より早く」、そして「強く」結びつけることになります。例えば、朝「お腹が痛い!」と本人が訴えているときに「学校に行きたくないからそんなこと言っているんだろう!さっさと学校に行け!」といったことが続くと「登校=腹痛」と言う神経回路の結びつきが強くなり、結果的に朝、ますますお腹が強く痛むようになるのです。

脳活漢方とは…?

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